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まつもと演劇祭2019 [演劇/プレビュー]

地域に根差した演劇祭・・・こんなキャッチコピーを目にすることはダンス好きの私からすれば多いように思われます。それだけ演劇って文化として日本にも根付いているってことなのかも知れませんね。けれども、趣味趣向も多様化してきた現代では、そんな演劇でさえもアングラ演劇などで盛り上がった時代からすればやや元気がないというのも事実のような気もします。さて、そんな状況下にあっても演劇という表現の可能性や力を信じて活動をしている人たちがいます。

まつもと演劇祭(長野県松本市)・・・地域演劇祭としては今年で24回目を数えるこの演劇祭も、地域に根差して続けられてきた演劇祭のひとつ。あらゆる文化が東京に一極集中している現状に風穴を開けるべく『全国地域劇団の祭典』と銘打ち、日本の各地域で活動している劇団に参加を呼び掛けるという熱きスタイル(笑)は、やはり愛知という地域に暮らす私にも響いてくるものがあります。もちろん、これは東京が悪いというのではなく、地域間の多様な表現や文化が交流することによって広がる世界があるということだと思うのです。それに、松本はとても美しい街。信州の圧倒的な自然に囲まれ、凛々しい松本城を守りながら暮らす誇り高き人々が暮らす魅力あふれる場所でもあります。そんな場所で多様な演劇を楽しむ・・・改めて自分のこころとからだで味わってみたくなります。

私は松本とは個人的に10年をこえるご縁がありますが、ようやく、この演劇祭のお手伝いが出来そうです。詳細はこれから詰めていくのですが、まつもと演劇祭をさらに楽しめるようなワークショップや、そのワクワクを言葉にするようなサポートが出来たらいいなと考えています。

実行委員会の永高さんと打ち合わせを重ねながら準備を進めていますので、どうぞお楽しみに☆ お世話になった松本に、アートの力で貢献できること、とても嬉しく思います。


■まつもと演劇祭2019
https://matsumotoengekisai2018.jimdo.com/
https://www.facebook.com/matsumotoengekisai/?epa=SEARCH_BOX

■開催日時:2019年10月4日(金)~6日(日)



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劇団 テアトロ☆マジコ FLY ME TO THE MOON,A.N.D.. ~私を月に連れてって~ [演劇/プレビュー]

昨年の10月、四日市文化会館のワークショップ(to R mansion 「見ること、動くことが楽しくなる演劇ワークショップ」)に参加させて頂いたときのこと。名古屋で役者をされている美月ノンさんと知り合いました。一度食事でも、という話になって改めてお会いしたのですが、劇団 テアトロ☆マジコで役者をされているとのこと。この劇団、ストーリーから舞台衣装、美術、どれもオリジナルということで、お話を聞いているうちに興味がフツフツ・・・(笑)。思い切って、お稽古場を見学させて頂くことにしました。

で、先日。演劇練習館アクテノンでのお稽古場へ。台本を手に役者さんに演出をつけているのはテアトロ☆マジコの代表、涙銀子さん。銀子さんといっても、女性じゃなくて細身なイケメンさまです(笑)。ドキドキしつつ、隣の席に着席。
私自身、演劇のお稽古場にお邪魔するのは久しぶりで、少し緊張もしていましたし、実際にお邪魔した時間帯は役者さんへの演出が熱を帯びているタイミング。厳しい指摘を一身に受け止めている役者さんたちの姿に身が引き締まる思いでした。でも、次のシーンの演出では思わず吹き出して思い切り笑ってしまって・・・。私はいつも素直過ぎるくらいの反応をしてしまうので、内心焦りましたが、みなさんご気分を害されることなく、あたたかく受け入れて下さり、何度も何度も笑ってしまいました(←とってもコミカルなシーンだったので)。

初めて演劇のお稽古場にお邪魔したときには、その緊迫した空気に当たってしまい、帰り道の電車では途中で降りて深呼吸しないと立っていられないほどの私でしたが(苦笑)、今では初めてお邪魔したお稽古場でハラハラしたり笑ったりと、素直な観客のままで過ごせるようになったようです。これが良いのか悪いのかは別として、こんな私に気づかせて頂いたマジコさんのお稽古場には感謝。観客も成長するんですなー(笑)。

今回の作品は、SFファンタジーといった世界観のよう。10代の若い人からベテランまで、幅広い年齢層の役者さんが参加しているこの劇団は観客が心から楽しめるような作品づくりをめざされているとのこと。演劇というと少し難解なものもありますし、敬遠される方もいらっしゃるかも知れませんが、日常を離れてハラハラしたり、素直に笑ったりという時間を劇場で過ごすのも時にはステキですよね。

肩ひじ張らずに、非日常。
テアトロ☆マジコさん、おすすめです!

■日時:2019年3月1日(金)~3日(日)
■場所:名古屋市千種文化小劇場

*詳細は下記をご確認下さいね。
http://www.joyspark.com/magico/info/welcome_mooninfo.html


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第3回とよた演劇祭 [演劇/プレビュー]

私は愛知県豊田市という街で暮らしていますが、豊田市というと自動車産業都市という印象が強いかも知れません。市外の方には意外だと思うのですが、実は着々と演劇文化が育ちつつあります。

2017年度までに10期生を輩出してきた「とよた演劇アカデミー」は(2018年度からは「とよた演劇ファクトリー」と改称、新たなプログラムとして再出発している)
“演劇を通して、様々な舞台芸術の基礎を一年間かけて学び、成果発表として受講生が役者だけでなく、音響、照明、舞台監督、広報、チラシデザイン等も自ら手掛け、修了公演を実施する”
という贅沢なプログラムで、私もVTS(ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー)の講義を担当させて頂きました。年齢層も経験値も異なる多様な受講生が演劇という1つの複合芸術を通して切磋琢磨している姿が印象的でした。こうした優れたプログラムから学んだメンバーが立ち上げたのが今回ご紹介する「とよた演劇祭」です。

この演劇祭の第3回目となる今年度は、俳優一辺倒でない発想がとてもユニーク。

“【Mission】 舞台美術イメージ図から想像し創作せよ
―舞台美術からイメージして戯曲を書く、創作する――”

と題している通り、舞台美術家のスケジュール杉山至氏が会場となる「大会議室」から舞台美術をイメージ画を描き、そこから作品を立ち上げるというプロセスで進められるそうです。うーん、なかなかに実験的。ここにダンス作品も加わるというから、私としてはますます興味深くなります。

(言葉はやや乱暴になりますが)地方でこうした実験的な試みが行われることに、地元民としては愉悦を覚える次第(笑)。ユニークなこの枠組みを活かして、あとは参加団体がしっかりとがんばってほしい。豊田市民が楽しめることも大切ですが、ぜひ市外からのお客様にも見てもらって、その人たちからも評価を勝ち取るようになれれば、さらなる発展が期待できますからね。

地元で開催される演劇祭、応援していきたいです。


■日時
2018年8月 11(土)18:30★ /12(日)11:00★/15:00
★杉山至氏によるアフタートーク開催
※開場は開演の30分前|受付は45分前

■場所
豊田市民文化会館 2F 大会議室 (愛知県豊田市小坂町12-100)
※名鉄『豊田市駅』、愛知環状鉄道『新豊田駅』から、徒歩約15分

■チケット
一般前売:2,200円
高校生以下前売:1,500円
当日は各料金より+300円
※日時指定|全席自由|未就学児入場不可
発売日:2018年7月5日(木) 10:00開始
取り扱い:予約のみ
①カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/toyotaengekisai
②(公財)豊田市文化振興財団 文化事業課 (豊田市民文化会館内) TEL:0565-31-8804
toyotaengeki.ticket@gmail.com

■問い合わせ
とよた演劇祭実行委員会 E-mail:toyotaengeki@gmail.com

■オフィシャルHPhttps://toyotaengekisai.jimdo.com/
■SNS
Facebook:https://www.facebook.com/toyotaengekisai/
Twitter :@t_engekisai





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