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第8回 横浜トリエンナーレ 「野草:いま、ここで⽣きてる」 開幕! [アート]

2001年からはじまった横浜トリエンナーレ。国内で開催されるようになった3年に1度の国際芸術祭としては、元祖といってもよい存在ですよね。私自身は“トリエンナーレ”という言葉をはじめて知ったのは、この横浜だったと記憶しています。

第8回の横浜トリエンナーレのテーマは『野草:いま、ここで⽣きてる』。アートが鑑賞者にとって“生きる”ということに寄り添ったり、改めて見つめなおす焦点を提供するような姿勢を感じます。それは2000年初頭からの時代の流れの中で“生きることを脅かす”出来事が顕在化してきていることが背景にあるからではないでしょうか。未曾有の自然災害、これまでの正義や約束ごとを易々と踏み越える戦争の勃発、みるべき問題をみようとせず私欲を優先する政治の蔓延など、数え上げることが難しいほどです。そんな中、アートはどうあるべきかを自問しながら国際芸術祭も考えざるを得ないのだと思います。

・・・ちょっと、熱く語り過ぎました(笑)。背景にはこうした社会動向を踏まえつつ、それでもトリエンナーレは「お祭り」。華やかな賑わいを楽しみ、味わい、明日を生きる活力やヒントを受け取りたいですね。猛暑の中をフラフラになりながら歩き回るのではない(笑)、春を感じ始める時期での開催もありがたい。ぜひぜひ、野に花咲くアートを探しに、横浜へお出かけください。


■会期:2024年3⽉15⽇(⾦)-6⽉9⽇(⽇)
[休場⽇:毎週⽊曜⽇(4⽉4⽇、5⽉2⽇、6⽉6⽇を除く)|開場⽇数:78⽇間]

■会場:横浜美術館(横浜市⻄区みなとみらい3-4-1)
旧第⼀銀⾏横浜⽀店(横浜市中区本町6-50-1)
BankART KAIKO(横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK & WHITE 1F)
クイーンズスクエア横浜(横浜市西区みなとみらい2-3クイーンズスクエア横浜2Fクイーンモール)
元町・中華街駅連絡通路(みなとみらい線「元町・中華街駅」中華街・山下公園改札1番出口方面)

■アーティスティック・ディレクター:リウ・ディン(劉鼎)、キャロル・インホワ・ルー(盧迎華)

■公式HP:https://www.yokohamatriennale.jp/2024/

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