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第3回とよた演劇祭 [演劇/プレビュー]

私は愛知県豊田市という街で暮らしていますが、豊田市というと自動車産業都市という印象が強いかも知れません。市外の方には意外だと思うのですが、実は着々と演劇文化が育ちつつあります。

2017年度までに10期生を輩出してきた「とよた演劇アカデミー」は(2018年度からは「とよた演劇ファクトリー」と改称、新たなプログラムとして再出発している)
“演劇を通して、様々な舞台芸術の基礎を一年間かけて学び、成果発表として受講生が役者だけでなく、音響、照明、舞台監督、広報、チラシデザイン等も自ら手掛け、修了公演を実施する”
という贅沢なプログラムで、私もVTS(ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー)の講義を担当させて頂きました。年齢層も経験値も異なる多様な受講生が演劇という1つの複合芸術を通して切磋琢磨している姿が印象的でした。こうした優れたプログラムから学んだメンバーが立ち上げたのが今回ご紹介する「とよた演劇祭」です。

この演劇祭の第3回目となる今年度は、俳優一辺倒でない発想がとてもユニーク。

“【Mission】 舞台美術イメージ図から想像し創作せよ
―舞台美術からイメージして戯曲を書く、創作する――”

と題している通り、舞台美術家のスケジュール杉山至氏が会場となる「大会議室」から舞台美術をイメージ画を描き、そこから作品を立ち上げるというプロセスで進められるそうです。うーん、なかなかに実験的。ここにダンス作品も加わるというから、私としてはますます興味深くなります。

(言葉はやや乱暴になりますが)地方でこうした実験的な試みが行われることに、地元民としては愉悦を覚える次第(笑)。ユニークなこの枠組みを活かして、あとは参加団体がしっかりとがんばってほしい。豊田市民が楽しめることも大切ですが、ぜひ市外からのお客様にも見てもらって、その人たちからも評価を勝ち取るようになれれば、さらなる発展が期待できますからね。

地元で開催される演劇祭、応援していきたいです。


■日時
2018年8月 11(土)18:30★ /12(日)11:00★/15:00
★杉山至氏によるアフタートーク開催
※開場は開演の30分前|受付は45分前

■場所
豊田市民文化会館 2F 大会議室 (愛知県豊田市小坂町12-100)
※名鉄『豊田市駅』、愛知環状鉄道『新豊田駅』から、徒歩約15分

■チケット
一般前売:2,200円
高校生以下前売:1,500円
当日は各料金より+300円
※日時指定|全席自由|未就学児入場不可
発売日:2018年7月5日(木) 10:00開始
取り扱い:予約のみ
①カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/toyotaengekisai
②(公財)豊田市文化振興財団 文化事業課 (豊田市民文化会館内) TEL:0565-31-8804
toyotaengeki.ticket@gmail.com

■問い合わせ
とよた演劇祭実行委員会 E-mail:toyotaengeki@gmail.com

■オフィシャルHPhttps://toyotaengekisai.jimdo.com/
■SNS
Facebook:https://www.facebook.com/toyotaengekisai/
Twitter :@t_engekisai





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