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アートに出来ること(まとめに代えて) [今だから]

拙い言葉と未熟な知識とで、自分なりに今の状況の糧となる言葉を探し求めた「アートに出来ること」(今だから)のシリーズ。昨年開催された『あいちトリエンナーレ2019』の出品作品のレビューを借りて紡ぎました。


『あいちトリエンナーレ2019』は、ある作品群の出展によってある種の喧噪を巻き起こしましたが、私自身もそうした影響を受け、1つ1つの作品について向き合って言葉を発するということが出来ていませんでした。「いつか時間をつくってレビューしたい」という想いだけを抱えて過ごしていました。

思いがけず新型コロナウィルスの拡散によって家から出られない生活を送ることになりましたが、このような誰も経験したことのない状況にこそ、アートという創造性によって生み出された存在にヒントを得ることが出来るのではないかと考えました。『あいちトリエンナーレ2019』とコロナ禍・・・喧噪のただ中にあって前が見えないという状況が私の中で重なり、今回の試みを実行することにしました。

ただ、最後にもう一度補足させて頂きたいのは、トリエンナーレの作品を時勢の枠に押し込めることが目的ではないということを重ねてお伝えしたいと思います。美術館や劇場が閉鎖され、表現する人たちの活躍の場が失われている現状において、アートが社会に糧となる希望や可能性を示唆するものだということを発信したいというのが本意。そうしたことが、少しでも出来ていればとても嬉しいです。


まだまだ社会は困難な道を進まなければなりません。けれども諦めず、打ちのめされても何度も立ち上がって進んでいきたい。そこに人々と共にアートがあると信じて・・・。


このシリーズはいったん、この記事を持って終了と致しますが、このシリーズをきっかけに投稿頻度を取り戻すことが出来ましたので(苦笑)、引き続きアートに関する記事を発信していこうと思います。鑑賞者、アーテイスト、両者にとって貢献できる存在になれば幸甚です。

ご愛読いただき、ありがとうございました&これからも、どうぞよろしくお願いいたします!



2020年5月31日 Arts&Theatre→Literacy 亀田恵子
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