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ダンス・セレクション [ダンスプレビュー]

今年3月に横浜で笠井叡さんの公演を拝見して以来、ダンス公演に足を運んでいません。
これ、ダンスをみることがライフワークの私には、考えられない切実な事態(苦笑)。
2000年くらいからダンスにふれはじめて、月に1回以上は全国どこへでも、必ずダンス公演に出かけてきました。そうなると、ダンスにふれることは生活の一部になり、自身の思考・感情を養うためになくてはならない存在になっているんですよね。私の身体を流れるのは血じゃなくてワイン、とまでは言いませんが(笑)、人生を支える哲学の多くはダンスをみて感じ、思考したことから生成されている。

・・・振り返ると、今年2020年は会社員生活もリモートワークが導入されるなどして生活が大きく変化してはいるのですが、それを除いても、どうにも調子があがらない。季節感も持てない。モチベーションがあがらない。起きた出来事にネガティブに反応しがち・・・

コレ、まさに失恋・・じゃなくて(笑)、魂抜けたに等しい状態。
ダンスが抜けると、自分はこんなにもガタガタになってしまうんだと改めて痛感しています。
幸いにも美術館は初夏を迎えるころには開館され、その存在にはどれほど救われたか知れません…。

実生活で苦しんでられる多くの方もいる中ではありますが、自身の正直な状態はこのようなものです。

・・・前置き、長すぎ(苦笑)。

で、ダンス公演はもうしばらくみられないんだと思い込んでいたのですが、地元の愛知県芸術劇場でも公演が再開されるようなんです。ちょっと、ぶるぶる震えちゃうくらい、うれしい。

公立劇場ということで、コロナ対策には大変苦心されているようですが、足を運ぶ自分もきちんと自己管理をして臨まないといけないなーと帯を締めなおす感じです。

今年後半、少しでもダンスにふれて、自分を取り戻したいなー、なんて思います。


■ダンスセレクション2020


今回は2組の新進ダンサーが作品を発表するようです。
恥ずかしながら倉田 翠/akakilikeさんも、柿崎麻莉子さんも、まだ作品は拝見していないので
ちょっと予習しなくちゃね、なんて久々に思います。

倉田 翠/akakilikeさんの作品『家族写真』は見たいと思いつつ見逃していた作品で、出演ダンサーの今村達紀さん、筒井潤さん、寺田みさこさんは京都でよくお名前を拝見するベテラン陣。筒井さんは演出家としてもユニークな演劇作品、ダンス作品を発表されていますので、そうした個性的な出演者が登場する作品ということで、とっても興味津々です。

柿崎麻莉子さんはイスラエルのBatsheva Dance Company ensembleに所属されていた経歴をお持ちの方ですから、その身体のキレには今からワクワクしています。国内ダンサーの身体も好きなのですが、海外ダンサーの身体能力を目にすると、その圧倒的なパワフルさに打ちのめされます(笑)。柿崎さんの動きには国境を超えた強度が期待できそうですよね。

コロナ対策は万全に、10月は本当に久しぶりに劇場へ行こうと思います。
ああああ、もう、本当に楽しみです(笑)!


■日時:2020年10月3日(土)14:00(13:45開場)

■会場:愛知県芸術劇場 小ホール

■詳細:https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/000313.html


★新型コロナウィルス感染症拡散防止策について(劇場へ行く前にご確認を!)
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/about/news2020_01.html


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劇的舞踊『ROMEO&JULIETS』Noism [ダンスプレビュー]

舞踊家と俳優の競演で生み出す、“劇的舞踊”シリーズの最新作となる『ROMEO&JULIETS』。競演する俳優陣は、静岡を拠点に世界的に活動するSPAC所属の俳優たち。Noismと彼らは2016年に俳優3名が客演した劇的舞踊vol.3『ラ・バヤデール—幻の国』以来、2度目。今回は8名の俳優が参加するというから、言葉の持つ力がさらに強く作用する作品になるのではないだろか。

・・・しかし、気になるのはタイトルに隠れた複数形の“S”。なぜJULIETではなく、JULIETSなのだろう(笑)?人が複数形になると社会を形成するが、演出振付の金森穣の目線はロミオとジュリエットという普遍的な恋の悲劇をどう再構築するのだろう。登場人物の個々の内面を描きつつ、現代社会が抱える課題に切り込む姿勢が劇的舞踊シリーズには見られるように思う。ホフマン物語、カルメン、ラ・バヤデールといったこれまでの作品群も、不朽の名作にインスピレーションを得ながら、現代の私たちが見つめるべき課題が提示されている。この仕掛け、なるほどうまいなと思ったりする。

2018年7月6日の新潟公演を皮切りに、富山、静岡、埼玉と巡演する。

*詳細はhttp://noism.jp/n1_randj_a4up/

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Noism1×SPAC
劇的舞踊vol.4『ROMEO&JULIETS』
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演出振付:金森穣
音楽:S.プロコフィエフ《Romeo & Juliet》
衣裳:YUIMA NAKAZATO
美術:須長檀、田根剛(Noismレパートリーより)
原作:W.シェイクスピア『ロミオとジュリエット』(河合祥一郎訳より)
出演:Noism1+SPAC
Noism1=井関佐和子、中川賢、池ヶ谷奏、吉﨑裕哉、浅海侑加、チャン・シャンユー、
井本星那、鳥羽絢美*、西岡ひなの*、山田勇気**、金森穣** (*準メンバー、**特別出演)
SPAC=大内米治、貴島豪、鈴木真理子、武石守正、舘野百代、野口俊丞、布施安寿香、三島景太(50音順)
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新潟公演 *りゅーとぴあ会館20周年記念
2018.7.6(金)-8(日)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉
▸公演情報はこちら http://noism.jp/npe/n1_spac_romeo_juliets_niigata

富山公演
2018.7.14(土)
オーバード・ホール
▸公演情報はこちら http://noism.jp/npe/n1_spac_romeo_juliets_toyama/

静岡公演
2018.7.21(土)- 22(日)
静岡芸術劇場
▸公演情報はこちら http://noism.jp/npe/n1_spac_romeo_juliets_shizuoka

埼玉公演
2018.9.14(金)- 16(日)
彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉
▸公演情報はこちら http://noism.jp/npe/n1_spac_romeo_juliets_saitama

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談ス・シリーズ第三弾 [ダンスプレビュー]

大植真太郎、森山未來、平原慎太郎の3人がシリーズ第3弾となるツアーを開始しています。
この第3弾ツアー、5月から6月の間に東京、松本、新潟、埼玉、宮城、北海道、愛知、兵庫、徳島、岡山、広島、京都、福岡、静岡の14都市、17公演をこなす弾丸ツアー。・・・なんか、すごい熱い(笑)。

ごつい体つきの大植さんがめいっぱい動いてちょっと疲労困憊している姿とか、
平原さんの外してくるトークとか、
森山さんの淡々としている様子だとか、
それぞれのメンバーを飽きずに見つめていたら公演が終わってた、みたいになりそうな予感がします。・・・男の子が無心に遊んでいる姿を、そっと物影から見ていたい・・・ああ、そんな妄想もチラホラ沸いてきますね(笑)。

作品タイトルの『談ス』は、ダンスと談(話すという意味があるようです)の2つの意味を重ね合わせた造語だとか。コンタクトインプロをベースにした彼らの動きは、まさに身体を駆使した男子の会話っぽいですよね。

★ホームページ:www.dansu2018.com 


・・・・・・これから上演される予定を以下に。・・・・・・


構成:大植真太郎
振付・出演:大植真太郎、森山未來、平原慎太郎


■2018年5月22日(火):宮城県 電力ホール

■2018年5月24日(木):北海道 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)

■2018年5月26日(土):愛知県 愛知県産業労働センター ウインクあいち 大ホール

■2018年5月27日(日):兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

■2018年5月29日(火):徳島県 あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)

■2018年5月30日(水):岡山県 岡山県天神山文化プラザ ホール

■2018年5月31日(木):広島県 JMSアステールプラザ 中ホール

■2018年6月1日(金):京都府 ロームシアター京都 サウスホール

■2018年6月2日(土):大阪府 ナレッジシアター

■2018年6月4日(月):福岡県 都久志会館

■2018年6月6日(水):静岡県 グランシップ 中ホール・大地

■2018年6月7日(木)~11日(月):東京都 よみうり大手町ホール




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